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第14章 天下無双！偉才の老師

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真っ直ぐに見つめ、問いかけるアルにレオは驚きを隠せない
不安気な表情のアルをレオは見つめ返し、頬を優しく包み込む…

不安を取り除くように優しく…

「アル…

何があっても絶対に俺様が守るから…心配するな」


微笑みながら、たくましい大きな腕でレオはアルをしっかりと抱きしめて囁いていた…





山の叫び‥‥


レオが立ち去った部屋で、アルはベッドに横になり考える。

神の従者に関係していること？

こんなに胸騒ぎがするのはそのことに関係しているからなんじゃ……

アルは深いため息をついて目を閉じた。


あまりにも不可解な出来事が起こり過ぎた…

様々な国で、世界で起こっている現象。

そして、神の従者の伝説…


あたしは一体どうすればいいの？

あたしは一体何をすれば…


『何があっても俺様が守るから』

レオの囁いた言葉。


あたしも―――


あたしだって守りたい!


大事な…
大好きな人達を!

でも、こんなあたしに何が出来るって言うの？


やりきれない強いため息が洩れる。

あたしにはあの、村の宝剣をやみくもに振り回すことしかできない…
そんなあたしが…

従者だなんて…やっぱ…り
あり得な…いよ…