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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第14章 天下無双!偉才の老師
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複雑な心境で自問自答を繰り返す…
アルはそのまま眠りの奥深くへゆっくりと沈んで行った…
「なんでこんな事が起きたかさっぱりだ……
西は既に壊滅。
南も悲惨な状態らしい。
四方から出向いてくるにはまだ、日が掛かる」
「人の足に車輪は付けられんわい。それは待つより他にないじゃろう…」
口に運んだ盃をコトンと床に置き、師匠は愚痴を溢すレオをたしなめる
木窓から覗ける明け始めた白い空は二人が夜通し語りあったことの証明でもあった。
四方の長達がこの地に向かっているとの文が届けられて数日が立つ
「険しい道のり、道無き道を歩く旅路。さぞ困難なことだろう…」
師匠はそう語る
危ない橋を渡る…そう行っても過言ではないし、行く道先々には実際に危ない橋も点在する…
ただ、そうしてでもこの地に集まらなければならない事情があるのだから。
「自然の理…
それならば黙って見届けようと思ったんじゃがな…」
「…どういうこった?」
世界で起こっている自然現象。そのことについて語ったレオに師匠は意味深な発言を返す、そして胸元をゴソリと探るとレオの前に一枚の羽根を差し出した。
複雑な心境で自問自答を繰り返す…
アルはそのまま眠りの奥深くへゆっくりと沈んで行った…
「なんでこんな事が起きたかさっぱりだ……
西は既に壊滅。
南も悲惨な状態らしい。
四方から出向いてくるにはまだ、日が掛かる」
「人の足に車輪は付けられんわい。それは待つより他にないじゃろう…」
口に運んだ盃をコトンと床に置き、師匠は愚痴を溢すレオをたしなめる
木窓から覗ける明け始めた白い空は二人が夜通し語りあったことの証明でもあった。
四方の長達がこの地に向かっているとの文が届けられて数日が立つ
「険しい道のり、道無き道を歩く旅路。さぞ困難なことだろう…」
師匠はそう語る
危ない橋を渡る…そう行っても過言ではないし、行く道先々には実際に危ない橋も点在する…
ただ、そうしてでもこの地に集まらなければならない事情があるのだから。
「自然の理…
それならば黙って見届けようと思ったんじゃがな…」
「…どういうこった?」
世界で起こっている自然現象。そのことについて語ったレオに師匠は意味深な発言を返す、そして胸元をゴソリと探るとレオの前に一枚の羽根を差し出した。