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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第14章 天下無双!偉才の老師
・
意地悪をして困らせたものの、アルの想いは素直に嬉しかった。
ルイスの笑みにはそんな感情が溢れている。
青灰色の瞳を細め、見つめるルイスにアルは思わず胸を高鳴らせた。
隊、長…さんてば…っ
…普段見せないから…
そんな顔されたらっ…
ちょっとっ…
やだ、なんか変あたし!?
頬が一気に熱くなる。アルは突然、立ち上がり直立不動で声を張り上げた。
「あっ…の…
ま、まだ草刈りかかりそうだねっ!
あたし、エバのとこ行って来るから!!…」
「…ああ、そうだな」
棒読みのセリフにルイスは苦笑いを浮かべる。
「終わったら呼びに行かせるからそれまでゆっくりしておけ…」
そう返したルイスにアルは手を振るとそそくさとその場から立ち去った。
ルイスは小さくなっていくアルの姿を見送り小さなため息を漏らす…
そして眉根を寄せた途端に手で顔を覆った。
大きな息を吐き、上を見上げる。強い息苦しさにルイスは自分の胸を叩いた…
さっきからつっかえていたものが、中々とれない。
出来ることなら身を引きたかった…
今のうちなら引き返せると思ってたのにっ…
とんだ誤算が胸を貫く…
『あたしが守ってあげる…』
…アルっ…
意地悪をして困らせたものの、アルの想いは素直に嬉しかった。
ルイスの笑みにはそんな感情が溢れている。
青灰色の瞳を細め、見つめるルイスにアルは思わず胸を高鳴らせた。
隊、長…さんてば…っ
…普段見せないから…
そんな顔されたらっ…
ちょっとっ…
やだ、なんか変あたし!?
頬が一気に熱くなる。アルは突然、立ち上がり直立不動で声を張り上げた。
「あっ…の…
ま、まだ草刈りかかりそうだねっ!
あたし、エバのとこ行って来るから!!…」
「…ああ、そうだな」
棒読みのセリフにルイスは苦笑いを浮かべる。
「終わったら呼びに行かせるからそれまでゆっくりしておけ…」
そう返したルイスにアルは手を振るとそそくさとその場から立ち去った。
ルイスは小さくなっていくアルの姿を見送り小さなため息を漏らす…
そして眉根を寄せた途端に手で顔を覆った。
大きな息を吐き、上を見上げる。強い息苦しさにルイスは自分の胸を叩いた…
さっきからつっかえていたものが、中々とれない。
出来ることなら身を引きたかった…
今のうちなら引き返せると思ってたのにっ…
とんだ誤算が胸を貫く…
『あたしが守ってあげる…』
…アルっ…