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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第16章 守護神の書・後編
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「アルは恐らくご自分の美しさに気付いていない…」
「…え?」
「…何なら…
私が教えて差し上げましょうか…」
艶めく声に吐息が混ざる…
アルを見つめるアレンの瞳が妖しく揺らいだ…
でた・・・
でたっ・・・
アルの瞳がギョッと見開く!!
切長の澄んだ瞳から艶香が滲む…
薄い口角に笑みを浮かべるアレンにアルは危険を覚えた―――
「良かったら今夜辺りどうです……」
「……なっ!?」
柔らかな物腰なのに異常に危険を感じる!
少しずつ身を乗り出し近づくアレンから、無理に躰を反らしたアルはそのまま椅子に倒れてしまった…
「ふ…
いくら何でも、ここではマズイでしょう?」
クスクスと笑いながらアレンは倒れたアルを起こし上げる。
もしかして…
またからかわれた?…
妖しさの消えた穏やかな笑みを向けられ、アルは白い目でアレンを密かに睨む…
アレンてやっぱり…
隊長さんの右腕だ………
アルはまた頬を膨らませていた…。
「アルは恐らくご自分の美しさに気付いていない…」
「…え?」
「…何なら…
私が教えて差し上げましょうか…」
艶めく声に吐息が混ざる…
アルを見つめるアレンの瞳が妖しく揺らいだ…
でた・・・
でたっ・・・
アルの瞳がギョッと見開く!!
切長の澄んだ瞳から艶香が滲む…
薄い口角に笑みを浮かべるアレンにアルは危険を覚えた―――
「良かったら今夜辺りどうです……」
「……なっ!?」
柔らかな物腰なのに異常に危険を感じる!
少しずつ身を乗り出し近づくアレンから、無理に躰を反らしたアルはそのまま椅子に倒れてしまった…
「ふ…
いくら何でも、ここではマズイでしょう?」
クスクスと笑いながらアレンは倒れたアルを起こし上げる。
もしかして…
またからかわれた?…
妖しさの消えた穏やかな笑みを向けられ、アルは白い目でアレンを密かに睨む…
アレンてやっぱり…
隊長さんの右腕だ………
アルはまた頬を膨らませていた…。