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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第18章 神の祈り
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「別に疑っちゃいないさ…お前は馬と鹿に正直がつくくらい嘘は嫌いな奴だからな……」
「馬と鹿か………」
ん?…
自分の手を見つめたままのルイスの言葉を呟くと、レオは両腕を組んで首を傾げていた。
「お前が手にしたって石も光ってたのか?」
「あ? ああ…俺様のは青く光ってた…ちょっと指で引っ掻いた簡単に取れたからせっかくアルにプレゼントしようと思ってたのによ!」
「…青?」
チッと舌打ちするレオにルイスは顔を上げる。
「ああ…研きの掛ってない石であんなに綺麗なもんはそうはない。
研磨すりゃ相当の値打ちモンになるな…。結局はもう無いが…お前が手にした石は俺様には中々取り出せなかった」
ルイスはもう一度自分の手の平に視線を落とした。
「もう一つある…」
レオは壁を指差した。
「この石もたぶん光るんだろうぜ──」
レオは消えた石と並んで埋め込まれている石ころを指でなぞる…
「こいつは何色に輝くんだろうな…」
そう言ったレオにルイスはニヤリと不敵な笑みを向けた。
「そうだな…おそらくは赤く眩い光りを放つんだろうな…」
「別に疑っちゃいないさ…お前は馬と鹿に正直がつくくらい嘘は嫌いな奴だからな……」
「馬と鹿か………」
ん?…
自分の手を見つめたままのルイスの言葉を呟くと、レオは両腕を組んで首を傾げていた。
「お前が手にしたって石も光ってたのか?」
「あ? ああ…俺様のは青く光ってた…ちょっと指で引っ掻いた簡単に取れたからせっかくアルにプレゼントしようと思ってたのによ!」
「…青?」
チッと舌打ちするレオにルイスは顔を上げる。
「ああ…研きの掛ってない石であんなに綺麗なもんはそうはない。
研磨すりゃ相当の値打ちモンになるな…。結局はもう無いが…お前が手にした石は俺様には中々取り出せなかった」
ルイスはもう一度自分の手の平に視線を落とした。
「もう一つある…」
レオは壁を指差した。
「この石もたぶん光るんだろうぜ──」
レオは消えた石と並んで埋め込まれている石ころを指でなぞる…
「こいつは何色に輝くんだろうな…」
そう言ったレオにルイスはニヤリと不敵な笑みを向けた。
「そうだな…おそらくは赤く眩い光りを放つんだろうな…」