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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第20章 暗黒の叫び
・
深い夜──
強く吹き始めた風が窓をカタカタと鳴らしていた…
「ふ…楽しみだな……」
静かな部屋で、嬉しさに顔が思わずほころび独り言が漏れる。
帰ってくるなりテーブルに置いてあった大きなリボンのついた箱を抱えて自分の部屋に向かったロイドは、自分のプレゼントした服を着て復活祭(イースター)ではしゃぐアルを想像し、頬を緩めていた。
明日の朝、届けに行こう…
そして明後日はこの服を来たアルと教会に行って……
考えるだけで胸が弾む。
ドレスを届けたらどんな顔をするだろうか?
思いきり喜んでくれるだろうか?
それとも照れてうつ向きながら小さく礼を言うだろうか?
そんなことさえも想像するだけで幸せが込み上げる。
「アル…」
ロイドはアルの名を小さく呟きプレゼントの箱に口付ける。
明日、ドレスを渡すだけでも楽しみで仕方がない。
長い脚をドサリとベッドに放り投げ横になると閉じた瞼に自然と笑みが浮かぶ。
ロイドは日が明けることを待ち侘びながら早めに床につくのだった──
深い夜──
強く吹き始めた風が窓をカタカタと鳴らしていた…
「ふ…楽しみだな……」
静かな部屋で、嬉しさに顔が思わずほころび独り言が漏れる。
帰ってくるなりテーブルに置いてあった大きなリボンのついた箱を抱えて自分の部屋に向かったロイドは、自分のプレゼントした服を着て復活祭(イースター)ではしゃぐアルを想像し、頬を緩めていた。
明日の朝、届けに行こう…
そして明後日はこの服を来たアルと教会に行って……
考えるだけで胸が弾む。
ドレスを届けたらどんな顔をするだろうか?
思いきり喜んでくれるだろうか?
それとも照れてうつ向きながら小さく礼を言うだろうか?
そんなことさえも想像するだけで幸せが込み上げる。
「アル…」
ロイドはアルの名を小さく呟きプレゼントの箱に口付ける。
明日、ドレスを渡すだけでも楽しみで仕方がない。
長い脚をドサリとベッドに放り投げ横になると閉じた瞼に自然と笑みが浮かぶ。
ロイドは日が明けることを待ち侘びながら早めに床につくのだった──