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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第5章 想い人
οΟ〇ο〇ΟοΟ〇ο
『ごめんなさい‥
私が間違ってたわ…』
『姫‥
君から俺を訪ねて来てくれるなんてね…。
わかってくれたんならいいよ…
そのかわり‥もちろん覚悟は出来てるね…』
‥ふっ、やはり我慢できずに自分からやって来たか‥
企み王子は自分の胸の中にすっぽりと顔を埋める姫を見つめ、余裕の笑みを浮かべていた‥
そして、恥ずかしそうにうつ向く姫の顔を上向かせながら瞳を伏せ…───
『――っうゎぁっ
ザドルッ!?なんでお前がっ』
『いやぁん…隊長さ・ま』
ゴワゴワとしたヒゲの感触に驚き目を開くとウルウル目でルイスを見つめるザドルの姿がアップで前を塞ぐ‥
姫と同じドレスをパツンパツンに着こなしザドルはルイスににじり寄ってくるッ!!
『ちょっと待てっ!!
寄るなっ…それ以上寄るんじゃないっ!!
うわぁやめろぉ』
ザドル姫は唇をムゥ〜っと突き出しヒゲ面の顔でルイスの顔に頬擦りを繰り返し迫りまくった!
「うわっ――――ッッ‥」
―がばっ!!!
……っ…!
‥ぅ‥‥‥ゎ‥
‥‥‥‥ぅゎ‥‥っ‥
「だぁ―――っ
焦ったぁ なんちゅー夢だよっ!!」