この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第2章 夢の続き
「おはようアレン! 一昨日はありがとう!
プレゼントはさっそく使わせてもらってるよ!」
「…そ、そうですか…っ…喜んで頂いて光栄です…」
返事を返したアレンは何だかいつもと様子が違っていた。
………もしかして…
「ねぇアレン‥
隊長サンになんか聞いた?」
「……ハ、ィ…すみません」
はは、やっぱり…
気まずい表情を浮かべるアルにアレンは言った
「まったく気づきませんで…
ホントに申し訳ないことを…」
「ぁあ、そんなっ…
いいんだよべつにっ……
こっちが気づかれないように騙してたんだし…悪いのはこっちの方だから…あは…」
カウンター越しに頭を下げるアレンにアルは慌てて詫びていた
「あー…でも、…他の人達にはやっぱりさ…都合が悪いから黙ってて欲しいんだけど……」
申し訳なさそうに言うアルにアレンは優しく微笑んだ
「ふふ…ええ、もちろんですよ。
でも、王族の皆様には報告がいってると思いますが…心配は要りません。
皆さん、アルの味方ですから!
これからは陰ながら色々と優遇してくれると思いますよ!」