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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第2章 夢の続き
・
「アルは今まで以上に堂々としていて下さい!」
ニッコリと、いつもの笑顔でそう言ってくれるアレンにアルは微笑みで返す
アレン…
アレンに言われるとホントに安心しちゃう…
「あの…ありがとう……
アレンはほんとに優しいね…やっぱり……」
「やっぱり?」
「……っ…なんでもないっ!! じゃ、仕事行ってくる!!」
「えっ? あ、アルッ!?…」
アルはアレンに聞き返され慌てて口をつぐみその場を離れた。
「アル……」
…っ…あんな赤い顔で否定されると余計に続きが気になるんですが…
アレンは走り去るアルの背中を眺めながら頭を掻く。その顔は微かに赤く染まっていた………
そしてアルも―――
‥はぁーッ‥危ないっ…
好きかもっ‥なんて言うとこだったっ!
アレンと話しをすると、どうもあの穏やかさに飲まれてペラペラと喋っちゃいそうになる。
アルは独り言のように、やばいやばいっ…と連呼しながら仕事場に向かった。
◇◇◇
鉄輪のノック部を掴むとルイスはそれを二回打ち付けた。コンコンと小気味良い音が辺り全体に響く…
扉を開くとルイスは呆れた口ぶりでそこに居た者に声を掛けていた。
「相変わらず、すごい本の数だな……頼むから下敷きになってあの世に召されないでくれよ…」
「アルは今まで以上に堂々としていて下さい!」
ニッコリと、いつもの笑顔でそう言ってくれるアレンにアルは微笑みで返す
アレン…
アレンに言われるとホントに安心しちゃう…
「あの…ありがとう……
アレンはほんとに優しいね…やっぱり……」
「やっぱり?」
「……っ…なんでもないっ!! じゃ、仕事行ってくる!!」
「えっ? あ、アルッ!?…」
アルはアレンに聞き返され慌てて口をつぐみその場を離れた。
「アル……」
…っ…あんな赤い顔で否定されると余計に続きが気になるんですが…
アレンは走り去るアルの背中を眺めながら頭を掻く。その顔は微かに赤く染まっていた………
そしてアルも―――
‥はぁーッ‥危ないっ…
好きかもっ‥なんて言うとこだったっ!
アレンと話しをすると、どうもあの穏やかさに飲まれてペラペラと喋っちゃいそうになる。
アルは独り言のように、やばいやばいっ…と連呼しながら仕事場に向かった。
◇◇◇
鉄輪のノック部を掴むとルイスはそれを二回打ち付けた。コンコンと小気味良い音が辺り全体に響く…
扉を開くとルイスは呆れた口ぶりでそこに居た者に声を掛けていた。
「相変わらず、すごい本の数だな……頼むから下敷きになってあの世に召されないでくれよ…」