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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第5章 想い人
・
アルはそんなロイドの腕を強く振りほどく。
「あたし…っ…ロイドのそんなとこ大っきらい!!‥//」
「‥え、アル?」
腕をほどき、わめくアルをロイドは唖然と見つめる
「いっつも自分勝手!!
あたしの気持ちは全然考えてくれない!!
こんなんじゃっ‥
こんなんじゃッッ
レオの方がずっ──と大事にしてくれてる!!」
「えっ!?ちょっ‥アルっ」
アルは大声で叫び走りさる
「なんだよ…っ…
なんだよっその『レオの方が大事にしてくれ“てる”』って!?…」
ロイドはアルの背中に叫び返す
だが、後を追うに追えない‥
ロイドの頭の中ではアルが叫んだ言葉が延々と渦巻いていた
‥大っきらい──
‥‥大っきらい──
“大っきらい‥”
でも俺は大好き…
アルは‥‥っ‥‥っ‥
ロイドは小さくなっていくアルの後ろ姿を見つめ呆然と立ちすくむ‥
嫌いと言われたことにロイドはかなりのショックを受けていた
「…っ…しょうがないだろ‥
好きだから止められないっていってるじゃねぇか…//
──っ‥アルっ‥」
ロイドは片手で額を抱え、壁に項垂れる。
そして切ない溜め息を深く吐いていた……
暴走した猛獣は懲りずにまた、失敗を繰り返していた
アルはそんなロイドの腕を強く振りほどく。
「あたし…っ…ロイドのそんなとこ大っきらい!!‥//」
「‥え、アル?」
腕をほどき、わめくアルをロイドは唖然と見つめる
「いっつも自分勝手!!
あたしの気持ちは全然考えてくれない!!
こんなんじゃっ‥
こんなんじゃッッ
レオの方がずっ──と大事にしてくれてる!!」
「えっ!?ちょっ‥アルっ」
アルは大声で叫び走りさる
「なんだよ…っ…
なんだよっその『レオの方が大事にしてくれ“てる”』って!?…」
ロイドはアルの背中に叫び返す
だが、後を追うに追えない‥
ロイドの頭の中ではアルが叫んだ言葉が延々と渦巻いていた
‥大っきらい──
‥‥大っきらい──
“大っきらい‥”
でも俺は大好き…
アルは‥‥っ‥‥っ‥
ロイドは小さくなっていくアルの後ろ姿を見つめ呆然と立ちすくむ‥
嫌いと言われたことにロイドはかなりのショックを受けていた
「…っ…しょうがないだろ‥
好きだから止められないっていってるじゃねぇか…//
──っ‥アルっ‥」
ロイドは片手で額を抱え、壁に項垂れる。
そして切ない溜め息を深く吐いていた……
暴走した猛獣は懲りずにまた、失敗を繰り返していた