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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第6章 秘めごと
・
恨めしそうに言い返すアルの背中をルイスは無言で見送っていた‥
無事にジェシカの部屋にたどり着き、中に入るアルを見届けてルイスも自室の扉を静かに閉める
そして扉にもたれかかり深いため息をついた‥
無言でベッドに腰掛けるとルイスは首をうなだれる。
「──……クソッ!!‥」
そして一言、罵倒を浴びせた
誰に対してなのか、何に対しての罵倒なのかわからない…
ただ‥、
今のルイスの心情すべてがこの一言に込められていた。
“冗談だ”‥そんな言葉を繰り返した‥
ただ、どこからどこまでが冗談なのか自分でもわからない
“俺はハッピーな恋愛しか知らない”
男の子だと思っていたアルに惚れて翻弄されてるロイドを見てそう思ったことがある‥
「‥ッ‥
これもハッピーのうちに入んのか?…くっ…」
ルイスは苦し気な表情を浮かべ自問する
そして自答するかわりに苦笑を漏らしていた‥
ジュリアの部屋でアルは鏡を覗いていた‥
口紅を拭き取り、地毛のウィッグを外すといつもの自分に戻る‥
‥明日から…街に遊びに行く時は女の子の格好してもいいんだ‥//
恨めしそうに言い返すアルの背中をルイスは無言で見送っていた‥
無事にジェシカの部屋にたどり着き、中に入るアルを見届けてルイスも自室の扉を静かに閉める
そして扉にもたれかかり深いため息をついた‥
無言でベッドに腰掛けるとルイスは首をうなだれる。
「──……クソッ!!‥」
そして一言、罵倒を浴びせた
誰に対してなのか、何に対しての罵倒なのかわからない…
ただ‥、
今のルイスの心情すべてがこの一言に込められていた。
“冗談だ”‥そんな言葉を繰り返した‥
ただ、どこからどこまでが冗談なのか自分でもわからない
“俺はハッピーな恋愛しか知らない”
男の子だと思っていたアルに惚れて翻弄されてるロイドを見てそう思ったことがある‥
「‥ッ‥
これもハッピーのうちに入んのか?…くっ…」
ルイスは苦し気な表情を浮かべ自問する
そして自答するかわりに苦笑を漏らしていた‥
ジュリアの部屋でアルは鏡を覗いていた‥
口紅を拭き取り、地毛のウィッグを外すといつもの自分に戻る‥
‥明日から…街に遊びに行く時は女の子の格好してもいいんだ‥//