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[続]天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第7章 伝承の地

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―ヒヒィ――ン!


「お、すごいなティム!
もう成馬に乗ってんのか?」

「あっ、ルイ兄ちゃん!!」


地図を手に馬小屋を訪ねたルイスはティムの手綱裁きに驚き声をかける。


「どうしたルイス?」

「いや、ちょっと“例の件”でね‥」

「‥‥あぁ‥何か進展はあったのか?」



“例の件”と聞いて顔を曇らせるロイドにルイスは表情を引き締め口を開いた。


「噂の伝承の地が‥‥‥


…実在した――――‥」


「―――!‥ど、こに?」

ルイスの言葉にロイドは目を見開く。
そしてルイスは牧場をトコトコと馬に乗って走り回るティムを指差した‥

「アイツらの故郷だ」

「なに!?

‥‥ほんとかそれは?」


「あぁ、‥クラディウスの持ってた伝承の地について書かれた本の表紙にアイツらの村の紋章と同じものが描かれていた‥。
多分に間違いないだろう‥」


ロイドはルイスの言葉を聞いてティムを見つめた‥


「アルは怪我で当分休みだから、ティムに話を聞こうかと思ってね。
古い地図を手に入れたんだが村の名前をまだ、聞いてなくて
ティムを借りるがいいか?」


「あぁ、大丈夫だ。
俺も付き合おう」


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