この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
贄姫
第4章 肆


耳から首のあたりの匂いは
またもや抗いがたくなるほどの甘さで
吸い付いて舐めるのを、瓊乱はやめることができなかった。


そのうちに吸いすぎて痣になる。
強く吸うとすぐに内出血して
白すぎる肌に赤い花を散らした。


初めはぽつぽつと在ったものが
そのうちに連なって
首筋に真っ赤な痕をつけた。


「ゃ、だ……瓊乱っ……」


そう発して震える喉にかみつく。
噛み千切りたくなるほど、欲求は昂った。


「ぁ、やめっ……ん」


鎖骨は唇にちょうどよく収まり
そこから胸のふくらみにかけて
赤い花をポンポンと散らす。


刺青が上気した肌に浮かび上がってきて
月明かりに白と赤のコントラストが
さらに瓊乱の欲情を引き立てた。


ずっと精気をおあずけをされている状態なのだ。
本来ならば、毎日もらっても良いものなのに。


胸の突起に触れれば、大きく体が跳ね上がる。
指先で軽く突くと、すぐに隆起して
口に含まれるのを待つかのように
桃色のかわいらしい突起となる。


すでに椿の全身から
匂い立つような芳しいいい香りが広がっていた。
そこに、大量の果物と花をちりばめたような
甘くてみずみずしく
溺れてしまいたくなる匂いだ。
/145ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ