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贄姫
第3章 参


「おお、素晴らしい……」


弾力と張りに、田上は興奮した様子で
さらに乱暴に揉む。
じっくりと時間をかけて揉みしだくと
ブラジャーから胸をあらわにさせた。


「刺青が無いな……贄姫の証の刺青はどこだ…?」


田上はまた胸を揉み始める。
手に吸い付くような感触。
やわらかく、何とも言えないそのさわり心地。
田上の心を巣食った闇に憑りついた妖は
興奮し始めた。


親指と人差し指の腹で
その頂きにある突起をつまむと
コリコリとなぶり始めた。


「くっ……ん!」


椿が、その時目を開けた。
瞬時に状況が理解できなかった。


「目が覚めたか、贄姫」


その田上の声に、頭が真っ白になって
自分が今どうなっているかを理解した。


「おお、目覚めると、なんと甘美な……」


頂きを強くつままれ、椿は悲鳴を上げた。
身体がびくんと跳ねる。
それに勘違いした田上は、さらにつまんで、そして引っ張った。
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