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忘れられない指
第16章 祝福の裏で
その間には苦しいこともあった。

孝明と違う形の愛に走ってしまった。
今となっては大切な思い出として心にしまわれている。
孝明も完全に封印できたのだろう。
二度と求めてくるような事はしないし、彼の言う通り
大事な仲間、友達としてここまでやってこれた。

これからもずっと、この親友たちとこの店は私たち2人の支えなんだ・・

そうしっかりと心にくさびを打ち込んできた。
それなのに・・
それなのに・・・


「ではさっそくお祝いの乾杯をしなきゃ。
 恵子さん、シャンパンだしてくれるかな」

「はい、ただ今」

この店ではめったに見ることはない細長いシャンパングラスに
はじける泡が跳ねていく。

大切な人たちに掲げられたグラスの光を眩しそうそうなふりをして眼をそむける。

涙がこぼれおちないよう
必死に我慢するために・・・
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