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忘れられない指
第4章 決意、そして失恋・・
・・彼女がって・・手土産?・・この人、マスターの知り合いなの?
ただの・・知り合い?・・じゃないの・・・?
徐々に曇る私の顔・・
不安な空気が渦巻き始める・・
「はい、どうぞ」
カウンターにケーキののった皿が置かれた。
おいしそう・・イチゴがいっぱいのって・・
ケーキを見つめる目を右の女性へと動かして、
彼女と目が合うと、少しだけ口元で笑って頭を下げた。
「あ、あの・・いただきます」
「どうぞ」
初めて聞いた彼女の声。
鈴が鳴るようだった。
ケーキの味は、ここ最近食べたことがないくらい美味しい。
しばらくの間は夢中になってケーキをほおばった。
その間にマスターはコーヒーを淹れてくれていた。
急に漂ってきた香ばしい匂いに顔をあげると、マスターとあの女性が見つめ合っていた。
もしかしてこの2人・・
そう思わせるに十分な表情だった。
ただの・・知り合い?・・じゃないの・・・?
徐々に曇る私の顔・・
不安な空気が渦巻き始める・・
「はい、どうぞ」
カウンターにケーキののった皿が置かれた。
おいしそう・・イチゴがいっぱいのって・・
ケーキを見つめる目を右の女性へと動かして、
彼女と目が合うと、少しだけ口元で笑って頭を下げた。
「あ、あの・・いただきます」
「どうぞ」
初めて聞いた彼女の声。
鈴が鳴るようだった。
ケーキの味は、ここ最近食べたことがないくらい美味しい。
しばらくの間は夢中になってケーキをほおばった。
その間にマスターはコーヒーを淹れてくれていた。
急に漂ってきた香ばしい匂いに顔をあげると、マスターとあの女性が見つめ合っていた。
もしかしてこの2人・・
そう思わせるに十分な表情だった。