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泣かない!
第1章 殺す価値ありな男達
「お姉ちゃんよ、店内の監視カメラにバッチリ証拠が残ってんだぜ。犯人をボコボコにリンチしていい法律になってんの知らねぇのか?」
男達の言い分はわかります。証拠のあるほぼ現行犯である犯人を半殺しにしていい法律になってるんです。警察沙汰になっても監視カメラの映像で立証するのでしょう。
「こ、こいつらの店は……え、遠隔操作をして不正な営業をしてるんだ……」
健史は頑張って私に語ってくれました。
「その証拠ある?んで、俺らがお前に打ち(スロットを)に来てくれって頼んだんかよ?」
男は健史の髪を鷲掴みにしてブンブン振るったんです。
「さっさと300万払え!警察呼ぶぞ!!」
男の言葉に驚愕しました。300万ゼニです。スロット1台で。
「なんで、そんな金額になるんですか!?」
私も強く訊きました。法外だからです!
「店の損害が新台と対応した50人の人権費、このトラブルで客に怒鳴られた女子社員の精神的慰謝料、ジュースでショートした店全体の電気回線、300万と後日に後数十万を毎月請求する。いやならここで警察に通報するぜ」
「うぅぅ」
男の言い分は、実を言うともっともです。だから裁判で勝ち目のあるトラブルには多く人を使う。そして人権費を請求するのです。さらにそのトラブルで失ったであろう損害も補償しなければなりません。
「遠隔でインチキしてるくせにぃぃ」
健史が鳴きながら叫びました。
「おい、警察に電話しろ」
「はい」
男が部下らしき人の指示しました。悪意のある器物破損は重労働20年後に悪事ができないよう指を10本切断されます。罰を受ければパチ屋に払う莫大な損害は免除されますが、それではプロのスロッターである彼が仕事できなくなってしまいます。
「待って!!」
私は、お店の損害を肩代わりしました。そして苦界に身を投じたのです。
この国では風俗で働くにはライセンスが必要です。資格は試験ではなく、大学で看護学や保険学などの単位を修めることが条件です。もちろん、私はライセンスはありません。
出会い系サイトを使った『裏デリ』と呼ばれる援助交際を余儀なくされたんです。
※裏デリ:援交のプロ
男達の言い分はわかります。証拠のあるほぼ現行犯である犯人を半殺しにしていい法律になってるんです。警察沙汰になっても監視カメラの映像で立証するのでしょう。
「こ、こいつらの店は……え、遠隔操作をして不正な営業をしてるんだ……」
健史は頑張って私に語ってくれました。
「その証拠ある?んで、俺らがお前に打ち(スロットを)に来てくれって頼んだんかよ?」
男は健史の髪を鷲掴みにしてブンブン振るったんです。
「さっさと300万払え!警察呼ぶぞ!!」
男の言葉に驚愕しました。300万ゼニです。スロット1台で。
「なんで、そんな金額になるんですか!?」
私も強く訊きました。法外だからです!
「店の損害が新台と対応した50人の人権費、このトラブルで客に怒鳴られた女子社員の精神的慰謝料、ジュースでショートした店全体の電気回線、300万と後日に後数十万を毎月請求する。いやならここで警察に通報するぜ」
「うぅぅ」
男の言い分は、実を言うともっともです。だから裁判で勝ち目のあるトラブルには多く人を使う。そして人権費を請求するのです。さらにそのトラブルで失ったであろう損害も補償しなければなりません。
「遠隔でインチキしてるくせにぃぃ」
健史が鳴きながら叫びました。
「おい、警察に電話しろ」
「はい」
男が部下らしき人の指示しました。悪意のある器物破損は重労働20年後に悪事ができないよう指を10本切断されます。罰を受ければパチ屋に払う莫大な損害は免除されますが、それではプロのスロッターである彼が仕事できなくなってしまいます。
「待って!!」
私は、お店の損害を肩代わりしました。そして苦界に身を投じたのです。
この国では風俗で働くにはライセンスが必要です。資格は試験ではなく、大学で看護学や保険学などの単位を修めることが条件です。もちろん、私はライセンスはありません。
出会い系サイトを使った『裏デリ』と呼ばれる援助交際を余儀なくされたんです。
※裏デリ:援交のプロ