この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
泣かない!
第1章 殺す価値ありな男達
受け取る金額は、素人と同じですが、とにかく業者たる男性陣が客をネカマで探してくれるので稼ぐことはできます。しかしながら、素人のように100%が手元にきません。50%を業者に渡さないといけません。客から2万受け取れば、私は1万の儲けです。これはボディーガード代も入っていますが高いでしょう。私は考えて、業者が見つけた客にチップをねだる他ありませんでした。裏デリの鉄則は時短ですが、私は客に『生外出し』させたんです。2万だったら業者に1万渡します。2万とチップ2万だったら3万が入ります。1日15人を相手にすれば、40万入ります。そして、番号も交換します。クレーム用のプリケーを持っていたんで、そっちを教えました。次に個人で会うときに『中出し』させてあげるって約束させるんです。そうすれば何十万と入ります。

これで、サラ金の借金を返し、パチ屋の修理代を払い、健史の経費を工面しました。
裏デリ業者の事務所は駅近くの1kのマンションです。深夜まで裏デリ嬢たちは働き、私が疲れて駐車場に向かうと、途中でホストっぽい男たちが声を掛けてきます。このマンションには裏デリ業者の部屋があると知っているからでしょう。金の匂いがする女の子に群がるのです。私はいっつもシカトです。隙を与えてはいけません。
後日、裏デリ援交の客に私がいつもシカトをしていたホストがきたんです。
「やぁ、覚えてますか?」
彼は20代前半でしょう。イケメンで女には困っていないはずです。笑顔で私に話しかけてくるんです。
「……あんたなんか知らない。ホストなら怖いお兄さん呼んじゃうよ」
私は脅しました。遅くても15分で車に戻り、半分渡さないといけません。金額は出会い系サイトの掲示板とメールでやりとりした金額を持ち帰らないとダメなんです。だからチップが重要なんです。
「今はプライベートだよ。エッチ目的じゃないんだ。話したくてさ」
彼は10分ほど、私の背中をマッサージしたり、足の裏を指で押してくれました。連絡先は交換しませんでしたが、彼が名刺を渡してきました。
「営業だと思われたくないけど、電話番号書いてあるからさ。なんかあれば電話くれよ。ゴキブリ一匹でも出たら駆除に行くから」
本当に……この日、彼は何も私にしませんでした。

/18ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ