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Natsukoi
第8章 衝撃の事実
菜緒が、立ち上がって、階段を昇って行った。
俺も、後に続いた。
「菜緒?」
「これ。パパとママから。」
2通の白い封筒。何となく、察しはついた。
「見てもいいのか?」
「うん。」
簡単には書いてはあるけど…。
どちらも浮気?!あり得なくね?
「二人共?」
「う…ん。同じ日だった。酷いよね~。私になぁんの相談もなく、いきなりだよ?」
「…。」
「ごめんねも…なんもなくて。お金…あるから、いいよね?みたい…な。」
「どちらも勝手な親だな。どちらかが、いるからいいだろ?か。お互い知らないのか。電話は、どうしてんの?」
「両方とも、つながん…ない。」
「どうする?」
「わかんない。親戚っても…事情話しても…なんの力にならなかった。冷たいよねぇ。」
「それで、ずっと寝不足だったのか?」
「うん。音がすると…帰ってきたのかな?って思って…玄関開けると、だぁれも居なくて…」
「もし仮に、親が戻ってきたら、お前どうする?」
「子供を…自分の勝手な事情で、棄ててく親なんていらない!!」
「…。」
俺は、菜緒を…泣きじゃくる菜緒を抱き締めるしかなかった。
俺も、後に続いた。
「菜緒?」
「これ。パパとママから。」
2通の白い封筒。何となく、察しはついた。
「見てもいいのか?」
「うん。」
簡単には書いてはあるけど…。
どちらも浮気?!あり得なくね?
「二人共?」
「う…ん。同じ日だった。酷いよね~。私になぁんの相談もなく、いきなりだよ?」
「…。」
「ごめんねも…なんもなくて。お金…あるから、いいよね?みたい…な。」
「どちらも勝手な親だな。どちらかが、いるからいいだろ?か。お互い知らないのか。電話は、どうしてんの?」
「両方とも、つながん…ない。」
「どうする?」
「わかんない。親戚っても…事情話しても…なんの力にならなかった。冷たいよねぇ。」
「それで、ずっと寝不足だったのか?」
「うん。音がすると…帰ってきたのかな?って思って…玄関開けると、だぁれも居なくて…」
「もし仮に、親が戻ってきたら、お前どうする?」
「子供を…自分の勝手な事情で、棄ててく親なんていらない!!」
「…。」
俺は、菜緒を…泣きじゃくる菜緒を抱き締めるしかなかった。