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Love Emotion
第8章 イライラと悲観



アパートに帰って、Tシャツとハーフパンツという適当な組み合わせの部屋着姿になってからゴロゴロしていると、玄関のチャイムが鳴った。
時計を見ると、二十三時を回っている。
こんな時間に誰だろう。
「三崎さん、俺。森山」
玄関の外にいたのは、森山くんだった。
そっとドアを開ける。
「どうしたの?」
「こんな時間にごめん。さっき仕事が終わって帰ってきたとこなんだけど、よかったらこれ」
森山くんが差し出してきたのは、何かが入っているビニール袋だ。
受け取ったそれは、かなり重い。
中身を覗くと、ビタミン飲料が何本も入っていた。
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