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Love Emotion
第13章 世界の片隅で聞こえる歓喜の声
「…じゃあ俺、欲しいものがあるんだけど」
「あ、そうなの?いいよ、お祝いだし。何が欲しいの?」
「…俺と、…結婚してほしい」
耳まで真っ赤にした慶は、私の左手をぎゅっと強く握った。
「受かったら、絶対言おうって決めてた。ずっと一緒にいたい。そう思えたのは、千佳だけだから」
緊張しているのだろう。慶の手はじわりと汗をかいている。
そんなに緊張なんてすることないのに。
答えなんて、本当は判っているんでしょう?
私は慶の手を握り返した。
「…………喜んで」
私は泣きながら笑っていた。
「あ、そうなの?いいよ、お祝いだし。何が欲しいの?」
「…俺と、…結婚してほしい」
耳まで真っ赤にした慶は、私の左手をぎゅっと強く握った。
「受かったら、絶対言おうって決めてた。ずっと一緒にいたい。そう思えたのは、千佳だけだから」
緊張しているのだろう。慶の手はじわりと汗をかいている。
そんなに緊張なんてすることないのに。
答えなんて、本当は判っているんでしょう?
私は慶の手を握り返した。
「…………喜んで」
私は泣きながら笑っていた。