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Love Emotion
第4章 インシデント
「あ、すいません。まだなんです」
「じゃあ手が空いてるし、私やるよ」
「え、いいんですか、石神(いしがみ)さん!ありがとうございます!」
正直な話、午前中は薬セットまで手が回りそうになく、午後にやろうと考えていたので、石神さんの申し出はありがたかった。 薬セットを石神さんに任せて、私は検温の後、やるべき処置やケアに集中することにした。
緊急入院もなく、担当患者様も多くは安定している。少し重症感のある人はいるものの、今すぐ急変するような状態でもないため、仕事は定時に終了した。明日から二連休だから、久々にゆっくりしようと思いながらアパートまで自転車を軽快に漕いだ。
「じゃあ手が空いてるし、私やるよ」
「え、いいんですか、石神(いしがみ)さん!ありがとうございます!」
正直な話、午前中は薬セットまで手が回りそうになく、午後にやろうと考えていたので、石神さんの申し出はありがたかった。 薬セットを石神さんに任せて、私は検温の後、やるべき処置やケアに集中することにした。
緊急入院もなく、担当患者様も多くは安定している。少し重症感のある人はいるものの、今すぐ急変するような状態でもないため、仕事は定時に終了した。明日から二連休だから、久々にゆっくりしようと思いながらアパートまで自転車を軽快に漕いだ。