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Love Emotion
第6章 おつかれさま
にかっと歯を見せて、森山君が笑う。
なんだか、私の方が年下みたいだ。
「…あの、…」
彼になら、言ってみても良いだろうか。
「…担当していた患者さんが、今日亡くなったの…」
「…うん」
「…私、ずっとその人を担当していたのに…、なんにも出来なかったの…。息が苦しいのを和らげられなかったし、床擦れを作って無駄に痛い思いをさせて…」
ああ、だめだ。
また、心がぐらぐら揺れる。
「…担当が他の人なら、もっと…」
言葉がそれ以上出てこない。
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