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Love Emotion
第6章 おつかれさま
「…それだけ自分のことを考えてくれて、亡くなった時に泣いてくれたなら、充分だよ」
「…そうなのかな」
本当にそう思っていいのだろうか。
「その人も最期まで頑張っただろうし、三崎さんもその人のために頑張ったんだよ」
森山君が優しく笑う。
「…おつかれさま」
多分、私と仁木さんの両方に向けられたその言葉。
たった六文字の、短い言葉。
それが今、私の中に優しく流れ込んでくる。
涙はいつの間にか止まっていた。
「…森山君、ありがとう…」
心はすっかり凪いで、私はようやく笑えるようになった。
「…そうなのかな」
本当にそう思っていいのだろうか。
「その人も最期まで頑張っただろうし、三崎さんもその人のために頑張ったんだよ」
森山君が優しく笑う。
「…おつかれさま」
多分、私と仁木さんの両方に向けられたその言葉。
たった六文字の、短い言葉。
それが今、私の中に優しく流れ込んでくる。
涙はいつの間にか止まっていた。
「…森山君、ありがとう…」
心はすっかり凪いで、私はようやく笑えるようになった。