この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
MY GIRL
第11章 それぞれの過去




「…あれ、そういえば高宮先輩は?さっき見なかったけど」

「あいつほんと具合悪そうなんだよな、さっき当てられてんのに反応しなくてさ。まあ答えは完璧だったんだけど。美咲ん所行ったんじゃねぇの?」

「美咲友達と食べてたけど」

「え、そうなのか?あーじゃあ生徒会室か」

「あぁ、そうかもな」

2人で勝手に納得する。

「今日こそ謝るぞ」

「放課後ここに呼び出すか?」

「警戒されねぇ?」

「…絶対されるな、教室でもいいけど」

「いや、教室だけは勘弁。お前あの注目に耐えられんのかよ…」

「…は?注目?」

「…、せめて廊下にして…」

「じゃあ資料室前廊下は?」

「そこ。うん、絶対そこな。俺美咲に言っとくわ」

「よろしく」

「…で?涼太の過去ってのは?」

「…長くなるけどいいか?」

「うん」

そして涼太からされた話はかなり壮絶な過去だった。

「俺ん家さ、母親が不倫してたの。

父親が単身赴任で殆ど家にいなかったからさ、家に連れ込み放題で。

毎晩色んな男とヤッてたよ、マジでキモかった。

んで、俺とも他人行儀なの。

金置いて家にいないか、寝室に男とこもってるか。

…それが原因って訳じゃないけど、俺もちょっと女に偏見持ってて。

でも、嫌いとかじゃなくて、普通に恋してたし彼女だっていた。

…中学まではな。

その…2人目の彼女が問題だったんだけど。

そいつは、気ぃ強くてサバサバしてる女だった。

小百合って名前で、告白されて、仲良かったしその時彼女いなかったから付き合った。

毎日一緒に帰るし、色んな所しょっちゅう遊びに行ったし、当然キスもセックスもした。

でもある日突然、学校来なくなって。

電話しても出ねぇしメールしても返信来ねぇし、家行ってもはぐらかされる。

俺あの時、小百合が本気で好きで…マジで心配になって、必死で捜した。

でも見つからなくて、手がかりも殆どなくて、諦めようとした時…小百合から電話かかってきた。

会おう、って。

俺その時すげー嬉しくて…会えるのがただただ楽しみで、電話の向こうですっげぇ音うるさかった事とか、全く気にならなかった。


/245ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ