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MY GIRL
第12章 遠距離
2年生になってから、高校行くのが億劫になった。

大樹と付き合ってからほとんど毎日勉強を教わってたあたし。

大樹の教え方がいいのか、あたしの飲み込みが早いのか。

当然前者だと思うけど、1年の時に2、3年の勉強一通り終えちゃって、センターの過去問ばかりやってる。

センター試験で、全国7位の点数をとった大樹。

あたしも負けていられない…

大樹と同じレベルまでいくのは到底無理だけど、大樹に釣り合う人間になるように、いろいろ努力してる。

高校へ行っても大樹に教わったところの復習してるだけだし、授業を聞いてても大樹の教え方の方が数倍上手。

先生、ここはこういう言い方すればいいのにな。

大樹、ここはこう教えてくれたな。

そう思いながら授業を受けてて、先生になろうかと思ったこともあった。

その内復習するのも飽きて、授業中にセンターの過去問解いたり、経済学の勉強したり。

あ、でも学校の課題はちゃんと出してるから、不真面目じゃないよ。

大樹から、かなり的確なテストのヤマも教えて貰ってて、その時の成績は、学年2位。

ヤマ教えて貰わなかったら何位かな?と思って、大樹のヤマなしでテストに臨んだら、むしろ沢山勉強するようになったから1位とっちゃった。

…まだまだ、だよ。

大樹は毎回全教科満点で卒業していったんだよ?

「県内1位の進学校とはいえ、ここのレベルで1位とって喜んでもダメだ、東京の進学校と戦って1位とらねぇと」

なんて恐ろしいこと言ってた大樹。

そんな大樹は、模試でもほぼ毎回全教科満点とってたから、もう全国1位なんじゃないかなぁ…

高校の勉強は既にイギリスで終えてたらしくて、授業中は教科書開きながらもずっと医学とか理学とかいろいろな勉強をしてたらしく。

先生達も大樹には一目置いてたらしくて、資料とかも渡してくれたんだって。

授業のノート見せて、と言った時に返ってきた返事には驚くしかなかった。

「ノート?んなもんとらねぇよ」

…ほんとに、天才の言うことは恐ろしい。

そんな大樹に追いつくなんてこと絶対に無理だけど、あたしなりに努力しよう。

そう思った。

帰って来てくれた日は、朝から夜までベッドから離してくれない大樹。


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