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MY GIRL
第13章 誓い
HRの最中、眠そうにコクコクと頭が揺れてる美咲をずっと見てた。

「そんな眠い?」

「う?んー…、うん…」

唸るように答えて目を擦る美咲は小動物のようで、めちゃくちゃにしたい位可愛い。

「彼氏との情事でいつもそんな眠そうなの?」

「…、もー、戸坂くんてば。あたし達今ね、遠距離恋愛中なんだ。だから暫く会ってないの」

「へぇー…。マジ?」

「うん。眠いのは、昨日ずっと勉強してたからかな…」

そう言ってふあ、と欠伸をする美咲。

「偉いな、美咲」

なんて言いながら俺の中である計画が作られていく。

「辛くなったら頼れよ?」

「…、ありがと」

可愛い笑顔を見て、押し倒しそうになるのを堪える。

「はぁ、寂しいなぁ…」

…寂しい?

なら俺が慰めてやるよ…体で。

その内HRが終わり、挨拶をする為に立ち上がる。

「今日は掃除当番じゃないし、早く帰って寝よっ」

と隣で言ってる美咲に口角を上げる。

…違う意味で、ベッドで寝る事になるかもな…

適当に挨拶して、掃除の為机を後ろに下げた後、美咲の肩に手を置く。

不思議そうな表情で俺を見上げる美咲…超絶可愛い。

「なぁ、美咲…」

今から俺が慰めてやろっか?

そう続けようとした俺の言葉は、

「…えっ、大樹…っ!?」

美咲の嬉しそうな可愛い声で遮られた。

美咲の視線は扉の外に向けられてる。

つられて俺も視線を移すと、…目を見張る位、イケメンな男。

いやもう…イケメンどころじゃない。

直視出来ない位美麗なその男の目線は、美咲だけに向けられてて。

黒縁メガネをかけ、スーツに身を纏い美咲を優しい微笑みで見てるこの男…知ってる。

生徒会役員で、極度の女嫌いだった癖に超絶可愛い彼女が出来たって有名だった…確か、

「大樹ぃいっ!」

高宮大樹…

周りに興味ない俺ですら知ってたその男と噂。

美咲の事だったのか?

溺愛してる美人すぎる彼女って…

それは知らなかった。

美咲の肩を掴もうとした俺の手が空を掴む。

教室の外に飛び出した美咲が、男に思いきり抱き着いた。


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