この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
MY GIRL
第20章 波乱いっぱい入学式
「うわー…誰だよ、ジャニーズ?芸能人?初めてあんな囲まれてんの見たわ、中にいんの誰だよ?俺らあそこまで囲まれた事あったっけ?」
「…ねぇわ。負けた…」
後ろで呟いてる2人。
まさか…?
さっきの電話を思い出す。
疲れきった大樹の声。
「なるべく早くな」
の言葉。
後ろで聞こえた女の子達の声…
「…美咲。あれ、大樹さんじゃねぇの?」
蒼汰に言われ、頷いて走り出した。
「…えぇっ!?あの中にいんのって…」
翔平の声が遠くに聞こえる。
正門前に着いて、女の子達に囲まれてたのは…
「大樹っ!」
あたしの声にきゃあきゃあ言ってた女の子達が振り向き、不機嫌そうにそっぽを向いてた大樹が、あたしを捉えて柔らかく微笑んだ。
「退いて」
その一言で女の子達の間に道を作り、その中を歩いてきた大樹があたしを思いきり抱き締める。
「遅ぇよ、マジで死にそうだった…」
そう呟いてあたしの首に顔をうずめ、キスマークを付け始める大樹。
「あっ…!ちょ、大樹!こんな所で…っん」
「充電させて…」
そう力なく呟いたのが聞こえたと同時に顎をくいっ、と持ち上げられ、深く噛み付かれる。
「ん…!はっ…」
すぐに入ってきた大樹の熱い舌が、あたしの口内を隈無く犯す…
「綺麗…」
誰かが呟いたのが聞こえて…
暫く舌を絡め合って唇が離れると、あたしの口から流れた唾液を舌で絡め取った大樹が可愛い笑顔を浮かべた。
「…ん。充電完了」
そう言ってあたしの腰を抱いて歩き出そうとするから慌てて止める。
「あっ…待って大樹!」
不思議そうな表情で立ち止まった大樹の腕を抜け、あたし達を見ていた女の子達にぺこん、と頭を下げた。
「あのっ、突然現れてこの人の事取ってっちゃうみたいになっちゃってごめんなさい!でも、えと、この人…大樹は、あたしの大切な人なんです。何にも変えられない、とっても大切な人でっ…。…あの、同じ大学の方達ですよね?仲良くして貰えたら嬉しいです!これからよろしくお願いしますっ」
もう一度ぺこん、と頭を下げてにこりと微笑み、蒼汰と翔平と健くんの方を向く。
…何でぽかんとしてるんだろ。
「蒼汰、翔平、健くん。明日からよろしくねっ」
ぺこん、と頭を下げると、蒼汰は呆れたように笑い、翔平は笑顔で手を振ってくれる。
「…ねぇわ。負けた…」
後ろで呟いてる2人。
まさか…?
さっきの電話を思い出す。
疲れきった大樹の声。
「なるべく早くな」
の言葉。
後ろで聞こえた女の子達の声…
「…美咲。あれ、大樹さんじゃねぇの?」
蒼汰に言われ、頷いて走り出した。
「…えぇっ!?あの中にいんのって…」
翔平の声が遠くに聞こえる。
正門前に着いて、女の子達に囲まれてたのは…
「大樹っ!」
あたしの声にきゃあきゃあ言ってた女の子達が振り向き、不機嫌そうにそっぽを向いてた大樹が、あたしを捉えて柔らかく微笑んだ。
「退いて」
その一言で女の子達の間に道を作り、その中を歩いてきた大樹があたしを思いきり抱き締める。
「遅ぇよ、マジで死にそうだった…」
そう呟いてあたしの首に顔をうずめ、キスマークを付け始める大樹。
「あっ…!ちょ、大樹!こんな所で…っん」
「充電させて…」
そう力なく呟いたのが聞こえたと同時に顎をくいっ、と持ち上げられ、深く噛み付かれる。
「ん…!はっ…」
すぐに入ってきた大樹の熱い舌が、あたしの口内を隈無く犯す…
「綺麗…」
誰かが呟いたのが聞こえて…
暫く舌を絡め合って唇が離れると、あたしの口から流れた唾液を舌で絡め取った大樹が可愛い笑顔を浮かべた。
「…ん。充電完了」
そう言ってあたしの腰を抱いて歩き出そうとするから慌てて止める。
「あっ…待って大樹!」
不思議そうな表情で立ち止まった大樹の腕を抜け、あたし達を見ていた女の子達にぺこん、と頭を下げた。
「あのっ、突然現れてこの人の事取ってっちゃうみたいになっちゃってごめんなさい!でも、えと、この人…大樹は、あたしの大切な人なんです。何にも変えられない、とっても大切な人でっ…。…あの、同じ大学の方達ですよね?仲良くして貰えたら嬉しいです!これからよろしくお願いしますっ」
もう一度ぺこん、と頭を下げてにこりと微笑み、蒼汰と翔平と健くんの方を向く。
…何でぽかんとしてるんだろ。
「蒼汰、翔平、健くん。明日からよろしくねっ」
ぺこん、と頭を下げると、蒼汰は呆れたように笑い、翔平は笑顔で手を振ってくれる。