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MY GIRL
第21章 新しい仲間達
吐き捨てるように言い、丁度健側から開いた扉から降りる健。
俺達も後を追って降り、少し歩いて扉が閉まった電車を振り返った。
真っ赤な顔をした女達が健を指差して、口々に何か言ってるのが見える。
「…女好きじゃなかったの?あいつ」
「女好きだけど、一応ちゃんと選んでるからね。ビッチとか非常識な女には物凄く冷たいの。あと、優しく笑ってたじゃん?健があんな笑い方する時ってかなり機嫌が悪い時なんだけど、機嫌悪かったら女好きとか全く関係なくなるんだよね」
…意味不明。
「翔ちゃん蒼汰、酒買ってこ酒!」
しかも機嫌直ってるし。
「…俺ら未成年だろうが」
小さく呟いて、後を追った。
とんでもねぇやつらと友達になった気がするな…
大樹SIDE
「大樹ぃ、美味しいもの…」
くい、と俺のスーツの裾を引く美咲。
見下ろすと、大きな瞳で俺を見上げてくる。
いつまで経っても慣れねぇな、美咲の上目遣いには。
「仕方ねぇな…帰ったら寝室でたっぷり食べるからな、美咲」
「へ?」
「で?どこ行きたいんだっけ」
「え、行っていいの!?やったぁ!」
俺に抱き着いてきた美咲を優しく抱きとめる。
「あのね?渋谷に美味しいパフェ屋さんがあるってテレビで特集してたの!近くにパンケーキ屋さんもあるって〜」
「パフェとパンケーキ…ね。昼飯は?」
「隣にイタリアンのお店があるって!」
「じゃあそこ行くか」
「うん!楽しみーっ」
にこにこと笑う美咲の手を恋人繋ぎで絡め、2人で改札を通る。
「…あ。でも今日お財布にあまりお金入れてきてないかも。足りなかったら貸して貰ってもいい?」
「俺が全部払うからいい」
「ダメだよ、自分のは自分で払わないと」
「いいから。大学入学祝いだと思って」
「お祝い大樹から呆れる位貰ったよ!…っんん」
「黙って奢られてろ。…な?」
黙らせる為に美咲の唇を塞ぐと、顔を真っ赤にする。
俺が誰の為に働いてると思ってんだこいつ…
「…う。不意打ち…」
「あぁ…じゃあ体で払って貰おうかな?」
「へっ!?」
「俺が色々全部金出してやる代わりに、たっぷり抱かせて?」
「ふ…う、あ、うん…っ」
「決まりな」
照れて俯き頷く美咲の頭を撫で、肩を抱いて電車を降りる。
俺達も後を追って降り、少し歩いて扉が閉まった電車を振り返った。
真っ赤な顔をした女達が健を指差して、口々に何か言ってるのが見える。
「…女好きじゃなかったの?あいつ」
「女好きだけど、一応ちゃんと選んでるからね。ビッチとか非常識な女には物凄く冷たいの。あと、優しく笑ってたじゃん?健があんな笑い方する時ってかなり機嫌が悪い時なんだけど、機嫌悪かったら女好きとか全く関係なくなるんだよね」
…意味不明。
「翔ちゃん蒼汰、酒買ってこ酒!」
しかも機嫌直ってるし。
「…俺ら未成年だろうが」
小さく呟いて、後を追った。
とんでもねぇやつらと友達になった気がするな…
大樹SIDE
「大樹ぃ、美味しいもの…」
くい、と俺のスーツの裾を引く美咲。
見下ろすと、大きな瞳で俺を見上げてくる。
いつまで経っても慣れねぇな、美咲の上目遣いには。
「仕方ねぇな…帰ったら寝室でたっぷり食べるからな、美咲」
「へ?」
「で?どこ行きたいんだっけ」
「え、行っていいの!?やったぁ!」
俺に抱き着いてきた美咲を優しく抱きとめる。
「あのね?渋谷に美味しいパフェ屋さんがあるってテレビで特集してたの!近くにパンケーキ屋さんもあるって〜」
「パフェとパンケーキ…ね。昼飯は?」
「隣にイタリアンのお店があるって!」
「じゃあそこ行くか」
「うん!楽しみーっ」
にこにこと笑う美咲の手を恋人繋ぎで絡め、2人で改札を通る。
「…あ。でも今日お財布にあまりお金入れてきてないかも。足りなかったら貸して貰ってもいい?」
「俺が全部払うからいい」
「ダメだよ、自分のは自分で払わないと」
「いいから。大学入学祝いだと思って」
「お祝い大樹から呆れる位貰ったよ!…っんん」
「黙って奢られてろ。…な?」
黙らせる為に美咲の唇を塞ぐと、顔を真っ赤にする。
俺が誰の為に働いてると思ってんだこいつ…
「…う。不意打ち…」
「あぁ…じゃあ体で払って貰おうかな?」
「へっ!?」
「俺が色々全部金出してやる代わりに、たっぷり抱かせて?」
「ふ…う、あ、うん…っ」
「決まりな」
照れて俯き頷く美咲の頭を撫で、肩を抱いて電車を降りる。