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MY GIRL
第4章 関係
「…いいのかそんな事言って。俺、お前のこと抱くんだぞ」

「…大樹なら、いい」

「…加減知らないから壊すかもしれねぇぞ」

「それで大樹の抱えてるものがなくなるなら、いくらでも壊して」

「…っ」

あ、大樹の目から余裕が消えた。

コワサレル…だけど、怖くない。

「もうどうなっても知らねえから…」

「…っ、ふ…、ぁ…っ!」

その夜。

あたし達は、深く身体を重ねあった。

女嫌いだって言いながら、あんなに慣れたようにあたしに触れてきてた大樹だけど、女性経験がないと聞いて驚いた。

そんな大樹のモノは有り得ないくらい大きくて…

最初はそれを目の当たりにして、あまりの大きさに言葉を失ってしまっていたあたし。

あたしの中もあたし自身もいっぱいいっぱいなのに、

「…ごめん、たぶんまだ半分くらいしか入ってねえ…」

って言われた時は、一瞬、身体を許したことを後悔しそうになった…けど。

「あぁぁあ…っ」

ゆっくり時間をかけて慣らしてもらい、最奥まで入れられた時。

あたしは絶頂を迎え、大樹は…目の色を変えた。

自分の欲に任せてあたしの一番感じるところを突かれて、気持ちよくておかしくなりそうで…

「あぁっんっ…大樹、もっとして…っ!」

すぐに大樹に溺れてしまった。

ほんと、恐ろしく激しくて気持ちよくて…

汗だくであたしを見下ろす瞳はとても優しかった。

信じられないほどの回復力。

大樹は連続で何度もあたしを抱いた。

初めてなのに…大樹に開発されちゃったんじゃないかと思うくらい。

あたし達は、時間を忘れてお互いを求め合った。

これって、おかしい?

…ううん、そんなことどうだっていい。

あたし達は、恋愛の段階を踏んでない。

抱かれた動機だっておかしい。

間違いだらけ…だけど。

間違ってても、大樹となら不安にならない…それより今は大樹が与えてくれる、この狂おしい快感に溺れていたい。










吉岡美咲、15歳。

大好きな人の胸に抱かれて…

大人の階段を、大きく上りました。


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