この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
MY GIRL
第4章 関係
「乱暴…したい訳でも、そんな顔させたい訳でもない…っ」

「大樹…!?」

「俺を、拒まないで。もう、見捨てられるのは嫌だ…」

…やっぱり、夢の内容でうなされてたんじゃなかったんだ。

今日の朝の様子からも、大樹、夢の内容の記憶はなかったみたいけど…

震えて今にも泣きそうな声で言う大樹。

瞳に宿る悲しい色。

…どうして、この人の痛みが分かるんだろう。

大樹のこの目は、何か大きな悩みを抱えてる目。

普通の人はこんな悲痛な表情しない、出来ない…

きっと過去に、嫌なことがあったんだ。

それを分かり合える日は、あたし達に来るのかな?

「…大樹」

「…」

「あたしは、いなくならないからね」

大樹を、変えたい。

「あたしは、大樹に何も言わずどこかに行ったりしない。傍にいるよ」

あたしを、変えたい。

「…っ、美咲…」

「だから全部あたしに預けて?あたしも大樹と一緒に悩む。大樹の分まで悩むから…大樹の辛さ、あたしにも分けて」

居候生活、たった2日目。

まだ、大樹のことはほとんど知らない。

なのにあたしは感じたんだ、運命みたいなものを。

だって…男の人と、こんな短時間で距離を縮めること、今まで出来なかった。

だけど、分かる。

大樹はあたしがいないと生きていけない。

あたしも大樹がいないと生きていけない。

あたしの選択が正しかったのか…分かるのは、もう少し先の話。

「いいよ、大樹…ずっと誰かに甘えたかったんでしょ?いいよ、あたしが受け止める。いくらでも甘えて、あたしに今までのストレスぶつけていいよ。好きにしていいから、何されても拒まないから…辛いこと全部忘れちゃうくらい、あたしにぶつけて」

「…っ、美咲」

するりとバスタオルを外す。

当然あたしの身体は、何も纏っていない真っ裸。

「いいよ…あたしを好きにして。大樹なら恐くない、全部受け止めるから…教えて、大樹を」

自分でも、何言ってるの、って思う。

でも本気で思えたんだ、この人になら何されてもいいって。

この感情は…もしかして。


/245ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ