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MY GIRL
第5章 告白



「…んん」

深い眠りから目を醒ます。

「…、」

なんだか寒いな…

身体に凄い違和感…ええっ、裸!?

何で…っあ。

あー…そっか。

昨日あたし、大樹とエッチしちゃったんだ。

意識が鮮明になると、下腹部…というか、全身を覆う甘くて重い痛みに気付いた。

「う、…っいたた…」

身体を起こそうとしても、笑っちゃうくらい力が入らない。

仕方なく、途中まで起こしてた身体をぱたんと倒し、布団を深く被って目を閉じる。

下半身には、まだ不思議な違和感が残ってる。

身体の奥が熱い…

セックスって、こんな凄いものだったんだ…

初めて見た大樹のモノは、今までに見てきた大きさを遥かに越えるサイズだった。

1回目は痛くて痛くて、ただ大樹を不安にさせないように、身体を切り裂くような恐ろしい痛みに耐えることしか出来なかった。

それが…2回、3回と回数を重ねていくと、痛みが薄れる代わりに異常に増していった恐ろしい快楽。

それも、依存しそうになるほどの…

あたしがあたしじゃなくなる。

今までのあたしを根本から覆される。

あたしの中の何かを開花される…

自分が知らなかった自分を知った気がした。

本当に自分のものかと疑うような甘さの喘ぎ声に泣きそうになっちゃったくらい…

どうしよう…もう、この人じゃないとだめかもしれない。

本気でそう思ってしまうほど大樹とのセックスは気持ちよくて、濃厚だった。

…それよりも。

抱かれながら、ぽつりぽつりと話してくれた大樹の女嫌いの理由。

…聞いていられなかった。

そんな辛い過去を抱えてながら、あなたはあたしの家に来たんだね。

自分に置き換えると、大樹のように絶対異性と関わりたくなくなるような過去。

…隣で、ずっと支えていくことを誓った。

「あたしは離れないから」

「ずっと大樹の傍にいるから」

って…

しばらくぼんやり考えてると、強い眠気が襲ってきた。

…うーん、眠くなってきちゃった…

学校あるのに…、起きなきゃいけないのに…

一度ハマったらなかなか抜け出せない睡眠の世界。

大樹とのセックスみたいだぁ…

…だめ、おやすみなさ…

意識を手離そうとした瞬間。


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