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MY GIRL
第5章 告白
あれって、どうやってするんだろう。

お母さんのあの声って、気持ちいいからあんな声出てたんだろうなあ。

だって、あの声出そうになる時、あたしにだってあるもん。

…蒼汰とキスしてたら。

それからドラマを何となく見ているうちに、ある展開を迎えた。

女優と俳優が絡み合う、いわゆるベッドシーン。

それも、かなり過激なもので…

それをあたし達は、言葉も忘れて見入ってしまった。

俳優が女優をお姫様抱っこでベッドに運んで。

女優が俳優の首に腕を絡ませたまま見つめ合って。

…キスをした。

それは、あの日の…あの時と同じように。

ごくり、と唾液を飲み込んだ時、ようやく「呼吸」が出来た気がした。

口の中がカラカラで、飲み物を飲みたいのに、テレビから目が離せない…

テレビの中の2人の裸体はシーツの下に隠されていて、何をしているかははっきり見えなかったけど。

その”行為”が、あの日の記憶と重なって…

「俺、ああいうことかーちゃん達がしてんの見たことある」

ふと、ぽつりと蒼汰が呟いた。

「…あたしも」

カラカラの声でそう言って、すっかり氷が溶けてしまっている飲み物を飲み込んだ。

「俺にもちょーだい」

「はい」

蒼汰の飲み物を取って渡すと、蒼汰は飲み物を飲んでグラスを置いて。

いつものように、あたしにキスをした。

そして…

「ねえ。あれ、やってみない?」

言ったのはどちらだったのか、今になっても分からない…

あたし達は、知るには早すぎた行為に手を出してしまった。

どれだけ幼くて、お互いに対して特別な感情を抱いていなくても、本能は備わっているもので。

手探りで、危うくて。

それでいてあたし達は少しだけ、ほんの少しだけ周りの子より大人だった。

少しの痛み、今まで感じたことのない感覚を残して終えたその行為の名を、あたし達が知るのは時間がかからなかった。

それからというもの…

その関係はずっと続いていて、蒼汰と会う時はエッチするのが当たり前だった。

避妊具は基本的に蒼汰が買って、いつでも出来るようにといくつか渡されていた。

手探りだった行為はいつしか熟練した行為に形を変えて。

高校生に入る頃にはすっかり蒼汰に身体を慣らされ、中イキはもちろん、いろんな体位を覚えていた。


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