この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
MY GIRL
第2章 出会い



「ただいまーっ」

「おかえりぃ」

どこかから弟の蓮(れん)の声が聞こえる。

いつものように扉を閉めて施錠し、靴を脱ごうとして…普段はない、1つの違和感に首を傾げた。

見たことない大きさのローファーがある…

弟の友達が来てるのかな?

珍しいなー。

28cmの隣に自分のローファーを脱ぎ、ついでに2足一緒にリセッシュをする。

大事に使われてるだろうそのローファーは、履き崩しがなくてとても綺麗。

あまり疑問を持たずに、鼻歌を歌いながら階段を上る。

今日は幼なじみの蒼汰(そうた)と可愛い雑貨屋さん巡りや食べ歩きを満喫しながら帰ってきた。

あの新しく出来たカフェ、パフェめちゃくちゃ美味しかったし絶対また行かなきゃ。

部屋に入るとスクバを床に置き伸びをして、制服のセーターを脱ぐ。

軽く形を整えリセッシュし、クローゼットの中のハンガーにかけた。

スカートの中からポロシャツの裾を出してクッションの上に座り、少しの間友達に連絡を返す。

返し終わると、ふあ、と欠伸をして目をこすった。

何しよっかな。

17時か…

ちょっと寝ちゃお。

のろのろと立ち上がり、ぼんやりしながらポロシャツのボタンを3つ外したところで、ふと気付いた。

ん?

…んん?

え…えーと…??

き、気のせいかな。

寝息みたいな音聞こえる…

スー…、スー…と規則正しい音。

どうして気付かなかったのかと思ってしまうくらい耳に届く寝息(?)。

おかしいな…あたしの部屋だし、あたし以外誰もいないはずなんだけど…

帰ってきてから、視界に入ってるようで入ってなかったベッド。

気付けば、不自然な膨らみがあって。

寝息はそこから聞こえてくる。

…えっ!?

思わずぱっと目を逸らす。

待って、さっきまでこの膨らみあった??

あたしの…ベッドで…

誰か寝てるよー!

…あ、蒼汰かな。

あたしを驚かせようと、待ち伏せしてるとか。

…いや違うな、だってさっきばいばいしたもんね。

じゃあ弟かな?

誰かいるとしたら弟の巧(たくみ)だよね??

「え…?だって…、えー…っ?」


/245ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ