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MY GIRL
第6章 涼太

「ほら、ベッド戻りなさい、歩ける?立石くんちょっと待ってて」
「あー先生、俺に任して」
「けが人は座ってなさい」
有無を言わさない言葉で涼太先輩をとどめてくれた先生。
促されてベッドに戻ると、「ちょっと顔色良くなったね、ゆっくり寝てなさいね」と笑ってくれた。
ちょっと泣いちゃったこと、ばれてないよね…
目頭から目尻にかけてそっとなぞり、水滴がついてないか確認したあと、しぱしぱっと瞬きする。
お腹を優しく撫でながら目を閉じてると、先生と涼太先輩の会話が聞こえた。
「立石くんどうしたのこれ」
「ハンドボールだったんだけど、根津にぶつかられてもらい事故」
「それでこれ!?運悪かったわね〜…」
「けが人俺だけだよ、まあいいサボりになったわ」
「こら、サボりとか言わない。ただこれはしばらく痕残るわねー、はい染みるわよー、我慢して」
「…っ、いっ…てててててて、あー無理、痛い」
涼太先輩の痛がる声がしばらく聞こえて、ほんとに痛そうだったもんなぁ…と思いながら枕に顔を埋める。
「けどね、美咲ちゃんに会えたからハッピーなの俺」
「吉岡さん?」
「うん。めちゃくちゃ可愛くない?今必死で落とそうと頑張ってんだよね。俺の手当てしようとしてくれたの」
「うん、笑顔がすごく可愛い子よね。確か高宮くんとお付き合いしてなかった?」
「そーなの、大樹と付き合ってんの。先生も知ってんだね」
「そりゃあね、保健室来てくれる子達いろいろ教えてくれるし、こんなこと先生が言っていいのか分からないんだけど2人ともめちゃくちゃ目立つし綺麗じゃない。職員室でもたまに話題に上がるのよ、2人のこと」
「へえ、なんで?どんな感じに?」
「美男美女ですよねーって。高宮くんがほら、もともといろいろと有名だから」
「あいつなんでここ来たんだろうね」
「そうね、すごい子よね」
「先生は高校生に興味ないの」
「あのね。先生結婚してるし子供もいるの。それにまず生徒をそういう対象で見ません」
「なんだ…つまんねぇ」
「なんでつまんないのよ。…はいっ、出来た。今日お風呂入るとき気をつけてね、腫れてくるようだったら病院紹介するから言って」
「ん。ありがとー先生」
「あー先生、俺に任して」
「けが人は座ってなさい」
有無を言わさない言葉で涼太先輩をとどめてくれた先生。
促されてベッドに戻ると、「ちょっと顔色良くなったね、ゆっくり寝てなさいね」と笑ってくれた。
ちょっと泣いちゃったこと、ばれてないよね…
目頭から目尻にかけてそっとなぞり、水滴がついてないか確認したあと、しぱしぱっと瞬きする。
お腹を優しく撫でながら目を閉じてると、先生と涼太先輩の会話が聞こえた。
「立石くんどうしたのこれ」
「ハンドボールだったんだけど、根津にぶつかられてもらい事故」
「それでこれ!?運悪かったわね〜…」
「けが人俺だけだよ、まあいいサボりになったわ」
「こら、サボりとか言わない。ただこれはしばらく痕残るわねー、はい染みるわよー、我慢して」
「…っ、いっ…てててててて、あー無理、痛い」
涼太先輩の痛がる声がしばらく聞こえて、ほんとに痛そうだったもんなぁ…と思いながら枕に顔を埋める。
「けどね、美咲ちゃんに会えたからハッピーなの俺」
「吉岡さん?」
「うん。めちゃくちゃ可愛くない?今必死で落とそうと頑張ってんだよね。俺の手当てしようとしてくれたの」
「うん、笑顔がすごく可愛い子よね。確か高宮くんとお付き合いしてなかった?」
「そーなの、大樹と付き合ってんの。先生も知ってんだね」
「そりゃあね、保健室来てくれる子達いろいろ教えてくれるし、こんなこと先生が言っていいのか分からないんだけど2人ともめちゃくちゃ目立つし綺麗じゃない。職員室でもたまに話題に上がるのよ、2人のこと」
「へえ、なんで?どんな感じに?」
「美男美女ですよねーって。高宮くんがほら、もともといろいろと有名だから」
「あいつなんでここ来たんだろうね」
「そうね、すごい子よね」
「先生は高校生に興味ないの」
「あのね。先生結婚してるし子供もいるの。それにまず生徒をそういう対象で見ません」
「なんだ…つまんねぇ」
「なんでつまんないのよ。…はいっ、出来た。今日お風呂入るとき気をつけてね、腫れてくるようだったら病院紹介するから言って」
「ん。ありがとー先生」

