この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
MY GIRL
第6章 涼太
あ…涼太先輩、傷の手当てしてもらったんだね。
よかった…
お腹を撫でる自分の手はいつしか動きがゆっくり、鈍くなって。
いつの間にか眠りの世界に旅立っていた。
*.。.:*・゚*.:*・゚
「…さーん」
「吉岡さーん」
「吉岡さん、起きて」
「…、」
先生の呼ぶ声が聞こえて、ゆるゆると睡眠の世界から目を醒ます。
「…っ、あ…先生、おはよございます…」
「おはよう。ごめんね、寝てたところ起こして。お腹どう?」
「今はそんなに痛くないです…」
「そう、よかった。あと15分ほどで午後からの授業始まるんだけど、どうする?先生会議だから席外すんだけど、もうちょっと寝てる?」
「あ…戻ります、ありがとうございますっ」
ぐっすり寝てたなぁ。
ゆっくり身体を起こして、うーんって伸びをして。
乱れたスカートの裾を直して、苦しくないようにと数個開けてたボタンをとめて。
髪を手ぐしで梳かし、立ち上がった。
ベッドを軽く整えて、カーテンを開ける。
トイレ寄ってから戻らなきゃなぁ…
「先生、ありがとうございました」
「はい、お大事に〜」
優しい先生の声を背に保健室を出る。
んー、まだ頭起きてない…
お昼休みでまだガヤガヤしてる廊下を歩き、1年の教室がある棟にさしかかると。
「…あっ!美咲、お腹大丈夫?」
「茜ぇ〜、ぐっすり寝てきたぁ」
「顔色よくなったね」
嬉しそうに声をかけてくれた茜。
「ご飯食べてないよね?まだ間に合うよ」
「うん!ちょっと待って、お手洗い行ってくる〜」
「あっじゃあ待ってる〜」
「ありがと〜」
話しながらトイレにつき、茜が待っててくれるのに甘えて中に入った。
済ませて、手を洗って顔を洗って髪や制服を整えて出ると、壁に寄りかかってた茜があたしを捉えるとにっこり笑って。
「茜お待たせっ」
「行こっ!」
2人で、教室に戻った。
大樹SIDE
「美咲、保健室にいたけど」
「ああ、今あれ、あの…大変な時期らしい」
「表現のしかたが大樹らしいな」
「なんだよ。美咲と付き合うまで知らなかったんだよ、それの存在」
「まあ俺らの世代は教わってねえしな。びっくりするよな」
よかった…
お腹を撫でる自分の手はいつしか動きがゆっくり、鈍くなって。
いつの間にか眠りの世界に旅立っていた。
*.。.:*・゚*.:*・゚
「…さーん」
「吉岡さーん」
「吉岡さん、起きて」
「…、」
先生の呼ぶ声が聞こえて、ゆるゆると睡眠の世界から目を醒ます。
「…っ、あ…先生、おはよございます…」
「おはよう。ごめんね、寝てたところ起こして。お腹どう?」
「今はそんなに痛くないです…」
「そう、よかった。あと15分ほどで午後からの授業始まるんだけど、どうする?先生会議だから席外すんだけど、もうちょっと寝てる?」
「あ…戻ります、ありがとうございますっ」
ぐっすり寝てたなぁ。
ゆっくり身体を起こして、うーんって伸びをして。
乱れたスカートの裾を直して、苦しくないようにと数個開けてたボタンをとめて。
髪を手ぐしで梳かし、立ち上がった。
ベッドを軽く整えて、カーテンを開ける。
トイレ寄ってから戻らなきゃなぁ…
「先生、ありがとうございました」
「はい、お大事に〜」
優しい先生の声を背に保健室を出る。
んー、まだ頭起きてない…
お昼休みでまだガヤガヤしてる廊下を歩き、1年の教室がある棟にさしかかると。
「…あっ!美咲、お腹大丈夫?」
「茜ぇ〜、ぐっすり寝てきたぁ」
「顔色よくなったね」
嬉しそうに声をかけてくれた茜。
「ご飯食べてないよね?まだ間に合うよ」
「うん!ちょっと待って、お手洗い行ってくる〜」
「あっじゃあ待ってる〜」
「ありがと〜」
話しながらトイレにつき、茜が待っててくれるのに甘えて中に入った。
済ませて、手を洗って顔を洗って髪や制服を整えて出ると、壁に寄りかかってた茜があたしを捉えるとにっこり笑って。
「茜お待たせっ」
「行こっ!」
2人で、教室に戻った。
大樹SIDE
「美咲、保健室にいたけど」
「ああ、今あれ、あの…大変な時期らしい」
「表現のしかたが大樹らしいな」
「なんだよ。美咲と付き合うまで知らなかったんだよ、それの存在」
「まあ俺らの世代は教わってねえしな。びっくりするよな」