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MY GIRL
第7章 愛、芽生える



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大樹と付き合ってからどのくらい経ったかな。

5月からだから、そろそろ6か月…かな?

すっかり秋が深まり、冬が近づく時期の…ある日のこと。

休日、あたしと大樹以外のあたしの家族は1泊2日の温泉旅行に行ってて、あたし達は家で2人きりだった。

どうしてあたし達が行かなかったかというと、お父さんがくじ引きで温泉旅行を当てたけど、行けるのが大人4人までだったから。

弟達は温泉大好きだから譲って貰えなくて、お母さんとお父さんも温泉大好きだし。

あたしも行きたかったけど、耳元で囁かれた大樹の言葉に笑顔になった。

「2人きりだ…たっぷり愛し合えるな」

あたし達は笑顔で4人を見送ったんだ。

って事で、4人を見送ってから早速エッチして、ベッドでいちゃいちゃしてた。

「朝からすんの久しぶりだな」

「そうだね。いつも夜だもんねぇ」

「普通は夜にする行為なんだろ?これ」

「普通かどうかは分かんないけど…寝る前とかが一般的なのかなぁ」

蒼汰とは時構わずだったけど、それはきっとお互い学生だからだろう。

大樹は帰ったらすぐに部屋にこもって勉強ずっとしてて、エッチするなら寝る前やお風呂入った後が多いからそう言ってみる。

そんな大樹は恋愛に関しては全て、あたしが初めての相手。

最初は疑った。

初めてで手探りだとしても、大樹はあたしを大樹のエッチの虜にした。

だってめちゃくちゃ気持ちよかったんだもん…

それと、友奈が言った言葉が頭の中をよぎった。

「3年1組に高宮先輩っているじゃん?あの先輩って、モテすぎて女の子とエッチしすぎて、飽きたから女嫌いなのかなぁ?」

まだ2人があたしと大樹が付き合ってるって知らない時の言葉で、ドキッとしたのを覚えてる。

あたしも大樹の過去を知らない時だったから、有り得るなぁ、って思ってたけど。

…あんな過去を聞いちゃ、…ね。

あんなことをされたら。

絶対に異性のことを好きになんてなれない。

大樹の背中に残る大きな傷。

それを見るととても苦しい気持ちになる。

今でも時々、大樹は夜中にうなされる時がある。

大量の汗をかいて、涙を流して。


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