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MY GIRL
第7章 愛、芽生える
「お父さん、ごめんなさい」

って。

でも、次の日起きるとけろっとしてて、何ごともなかったかのように振る舞う大樹。

誤魔化してるのかな?って思ったけど、

「どんな夢か忘れたけど、途中で嫌な夢見た」

って言われるだけ。

そして大抵、''嫌な夢''を見るタイミングは、あたしがトイレか何かで大樹の腕から抜けた時。

戻ってくるといつもうなされてる。

この前は、

「ここから出して」

だった。

その他にも

「お腹すいた」

だったり、

「熱い、助けて」

だったり。

あたしはその言葉を聞いて、大樹に気付かれないよう涙を流して、大樹の腕の中に戻る。

あたしが腕の中に戻ると、大樹はすぐに安心したように表情を綻ばせて、あたしを強く抱いて眠る。

どうして女嫌いの大樹が、あたしにこんなに執着するのか。

どうして束縛が大っ嫌いなあたしが、大樹の異常な束縛には耐えられるのか。

分からない…

「一生独身なんて、全く苦じゃなかったんだけどな」

あたしの髪を撫でて、大樹はそっと呟いた。

あたしも、だよ。

元彼とのあることがあってから、男の人が怖くて堪らなかったのに。

蒼汰だけ…蒼汰だけが、あたしが唯一気を許せる男の子だった。

そんな中、大樹だけは違った。

この人と関わらなきゃだめだ、って思ったの。

それはどうしてか分かんないけど。

大樹と出会って、大樹にどんな辛い過去があろうと、大樹とこの先もずっと一緒にいたいって強く思った。

「みーさき」

耳元で響いた優しい声に笑顔で振り向く。

…と同時に唇を塞がれて、深く貪られる。

そのまま大樹が上になってキスに溺れて、ズルズルと再開したエッチ。

ほどんど毎日してるんじゃないかな。

だけどそれをおかしいとお互い思わなくて、大樹と愛し合えるのが純粋に嬉しかった。


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