この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
純潔の嫁
第1章 嫁との出会い
義親父には有限会社で派遣会社を立ち上げさせて、ウチの会社の助手として派遣してもらう。遠回りだが、ヤクザの仲間も何人か義理父の会社に入って組みに上納金つーか、なんか子分が親分に渡す金を稼いでいるわけだ。

おっと、嫁の話に戻ろう。
嫁は結婚する時は25歳だったが俺以外の男とは経験がないと言うのだ。でも、俺は流石に何人かの処女と経験があるから嫁はウソを着いていたとすぐにわかる。破瓜もなかった。別に純潔は求めてはいないよ。でも、付き合っていた時代に……結婚する直前(知り合って4ヶ月)でもウソを着いていた嫁を快く思っていなかった。
五年後にやっと妊娠した。妊娠は女が責められるところが多いが、俺が既に壮年時代を終えようとしていたから、俺の責任だろう。嫁は至って健康だし。

嫁は妊娠後、体調管理を理由に出かけることを自粛した。俺は見たかった映画があったのでデパートに1人で行ったんだ。『英雄伝』という何度もリニューアルを繰り返すこの国で実際にあった物語だ。勇者が魔王を倒してお姫様と結ばれる正統派なストーリーだが、恋愛映画を見ると自分の人生ドラマは何だったのかと振り返ってしまう。

そんな時にデパート内に占い屋的なブースがあった。テーブルの後ろにフードを被った女らしき人物がいた。俺はおもしろそうだと思って「占ってみろ」と2000ゼニの料金に対して万券を一枚テーブルに置いた。
すると、女が「何を占う?」と聞いてきたので、
「嫁が俺以外の男と経験が有るか知りたい」と言ったんだ。
「お前以外と経験はないようだ。お前は色んな女を抱いたね」占い師は即決だった。
「どうしてわかる?」
「少しだけ、過去に戻してやる。と言っても夢のようなものだから、過去で実際の過去と違う行動をしても未来は変えられない。運命だからだ……お前と嫁がくっつくのはな」
女はそう言うとフードをとった。女には湾曲した角が生えていた。魔人だったんだ。この国では人外からも税金を取ると聞く。
「お前、私を魔人と思ったな。私は悪魔だよ……主が殺されちまってからは、こうして魔力でメシ食ってる寂しい生き方さ」
そう女が言うと指を俺の額にあてた。
「悪魔は人間を騙す存在だ……信じられねぇ。もぅ帰るぜ」
「自分で過去を見て来な!」

------------
☆ナイトメア☆
------------

目の前が真っ白く閃光した―-

/7ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ