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男の娘のボクに彼女と彼氏ができるまで
第4章 ボクたちの好きなこと
「ゆ、百合音さんっ、こ、こ、これにはワケがっ……」
ボクは慌てて衣服をかき集める。
百合音さんは鬼の形相で、くわっと大きく口を開いた。
「柳ぃいいいい! またあたしの彼氏盗ったのかあああああ!」
壁が振動するくらいの怒鳴り声。
あのクールで落ち着いていた百合音さんはどこへ。
一方の柳くんはにこにこ笑っている。
殺されてもおかしくないような目で百合音さんに睨まれているのに、全く気にしていない。
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