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遅すぎた恋
第1章 失恋を癒すのは…

お昼休み…


私は一人、日替わり定食を突きながら
片手でその借りた雑誌をパラパラとめくった。


制服を着たいかにも高校生ですという男の子が
いろんなポーズで並んでいる。



「若っ〜」



本当にそれくらいしか…声に出てこなかった。



「何必死に見てんだよ?」


「ん?」


顔を上げると、同じく日替わり定食のを乗せたトレーを
持った悠人が私を見下ろしている。



「お前、そんな年下もOKだったわけ?」


「なわけないでしょ。…勉強よ、勉強。」



少し恥ずかしくなった私は、その雑誌を
パタンと閉じた。




…次のページに、彼が写っている…なんて
考えてもいやしなかった。



「なぁ、二宮。今日、空いてる?」


「ん?」



唐突な質問に口へ入れようとしていた
唐揚げがポロっと落ちた。


「汚ねぇな…今日空いてるかって聞いてるの。」


「うん、大丈夫だけど…」


見事に味噌汁の中にダイブした唐揚げを
私は取り上げた。


「そっ、なら終わったら付き合って」


それ以上、悠人は何も言わず黙々と
ご飯を頬張っていた。
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