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遅すぎた恋
第2章 初デート??
「何がいい?」
「あぁー…オススメは?」
「ブルーベリーとチーズクリームかな。
王道よチョコバナナも美味しいよ。」
「ならブルーベリーにしようかな…」
すると飛鳥君は大きく手を上げて
「すいませーん。」と手を挙げた。
するとザワッと店内がコッチに視線を集中させた。
…何?
1人の店員がオーダーを聞きにやってきた。
顔を赤らめて恥ずかしそうにしている。
「ブルーベリーとチーズクリームと
チョコバナナで。」
爽やかに言うとその女の子が
また恥ずかしそうにしていた。
私にはこの状況があまり理解できていない。
…確かに顔は整っているし…可愛い。
「ん?」
飛鳥君の顔を凝視しているとその視線に
気付いたのか、私の顔を見つめ返している。
「…いや、何でもない。」
「そう?」
しばらくして…運ばれた二つのパンケーキ。
生クリームも大量に使われ…
何か…凄いボリュームだ。
でも…
「可愛い…」
「でしょ?俺よく来るんだこの店!」
「デート?」
「…ん。……彼女じゃないけどね。」
少し言葉を濁した彼と…その表情は
とても複雑そうだった。