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遅すぎた恋
第4章 思えば思うほど…


「男前ねぇ。」


「当たり前です!」


へへッと歯を見せ、少年のように笑う。




「あなた、名前は?」

「神崎飛鳥です。」

「綺麗な名前ね〜。」




お酒の飲むペースも上がり、気付けば
恵梨香は机に突っ伏している。


「もう…恵梨香っ!大丈夫?」


「いいおねぇさんだね」


くすくすと隣で飛鳥君が笑うと
わたしも自然と笑みが溢れる。



何だか…急に恥ずかしさがこみ上げて…
堪らずわたしはトイレへと席を立った。





私が居なくなってすぐに恵梨香が
起きた事なんて知らなかった。






「…あなた、桜の事本気なの?」


そっと飛鳥の背中に問いかけた恵梨香。


その声に振り向くと…さっきまでの酔っていたとは
思えないほどしっかりとした恵梨香がいる。



「おねぇさん、演技ですか?
凄いですね…」


短く飛鳥が笑うも、恵梨香はクスリとも笑わない。




「…本気ですよ。」


そう言うと、やっと恵梨香の顔が少し緩んだ。



「そう、それなら安心したわ。

早く告白でもなんでもしたら?」


そう吐き捨てた恵梨香に飛鳥は
少し顔を歪ませた。
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