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守って!学園ナイト☆
第8章 別れ
「まこと…」

誠…どうしちゃったの?
誠はいつだって優しくて、こんなふうに私を恥ずかしいカッコで縛り付けて放置する人じゃない。

変えちゃったのは…私?

裏切ったから?

バタンっ

「あ…誠…」
こんな姿でいる自分が急に恥ずかしくなった。

誠は何も言わない。いきなりこっちに歩いてきて、私のアソコに顔を近づけた。

何もしない。ただ…じっと見つめている。

「やだっ…恥ずかしい…ねえ、誠…やめてよ…ねえっ…」

「お前の…濡れてる…」

「えっ…!」

「誰とでも濡れるの?ねえ?俺じゃなくても?」

そういうと誠は、私をだっこして部屋の外に出た。

「ちょっと…誠…ねえっ…」

私はもうすでに泣き出していた。
怖いよ、誠。何をしようとしてるの?

誠の足が止まった。そこは…男子風呂。中に入ると、誠は私を床に置いた。

「ま…こと…」

もしかして。

誠は私にキスをした。その瞬間、口の中は苦くなって…

眠い…

もしかして…睡眠薬?

「おやすみ、蘭」

その声は遠ざかっていった。

今まで聞いたことないような、優しく甘い甘い、声だったーーー。
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