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第22章 絡繰り

「香奈…どうしたの？」
「毎日かかって来る電話にうんざり、歩夢とも別れるだけの事、子供を盾にされたら…何にも言えないから、教会もあの方と…」

「どうするの？」

「何が？会社には行くよ…」

「そうじゃなくて歩夢さんの事」

「あきらめなきゃいけない、我慢するなて言うけど父親知らずは…どれだけ寂しいか私がよくわかっている、一生独身貫いておく」

「香奈…幸せになろう？」
「私はもういい…」

「香奈…どれだけ自分を落とすの？」