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息のかかる距離
第15章 不信感
社長室に入って
歩夢の胸に飛び込んで
声あげて泣き始めた

「なんで、いつも私なの?」

「香奈ちゃん…お揃いの指輪しようよ…用意はしてある」

2人で左薬指にはめた

「歩夢さん なんだかくすぐったい」

「もう一生外してはいけない」

「うん~歩夢さん」

唇に軽く触れた

「あの課長どうする?きっと2人きりにさせたら歩夢さんが危ない」

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