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息のかかる距離
第15章 不信感
自分の席につき
パソコンを打ちながら
薬指の指輪を見つめていた

「香奈さん、やったね~」
「おめでとう~幸せになってね」

「河井さん、何がおめでとう?」

「河井さんやっと彼から結婚指輪もらったからおめでとうなんだよ…」

「河井さんの彼にあわせて欲しい」

「呼びましょうか?でも呼んだら、倒れちゃうかも」

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