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Toy Girl
第1章 Lesson1

「・・・不安か?」
「すみません」
「いや、新しい環境に飛び込む時は誰もが感じるものだ。だが心配しなくていい・・・明日花が楽しめるようにするのもまた俺たちの力量なのだろう」
「そんな・・・」
滅相もないです勿体ないです!
そんな言葉すら篠崎さんのオーラの前では躊躇われ私から発される事はない。
それからも篠崎さんの話を聞いて私は開放された。
篠崎さんは真っ直ぐ自室に戻り、リビングに一人残される。
「・・・お昼の準備しようかな」
あらかじめ計画を立て今月分の献立は事務所に提出していた。
それに基づいて事務所の人が今日の分の買い物はしてくれてあるはずだ。
エプロンをつけ冷蔵庫を開けると約束通り食材が揃っていた。
トマトをざく切りにしてタマネギを刻み、バジルとオリーブオイル、塩、コショウでソースを作り冷蔵庫へ。
それからレタスを取り出して洗い、冷水に浸す。
タマネギをスライスし水にさらし、キュウリを刻んでいると廊下から足音がしてリビングのドアが開いた。
「お昼の準備?」
「煌翔君!」
「就任初日なのにご苦労」
キッチンに入って煌翔君は私の隣に立つ。
「何か手伝おうか?」
「大丈夫大丈夫!煌翔君はゆっくりしてて?」
「俺料理好きだから。・・・明日花ちゃんが来るまでは何か作るっていうと俺の役目だったし」
手を洗いながら答える煌翔君は18歳の男の子にしては大人びていると思った。
「・・・でも寮母として私来てるのにお手伝いしてもらうんじゃ」
「この間テレビで見たんだけどさ、そこは学生寮なんだけど学生たちは寮母さんの手伝いしてたよ?それも社会生活の一環とかって」
学生とアイドル寮じゃ大分違うんじゃないかと思いながらも煌翔君の好意を無下にもできずお言葉に甘える事に。
「じゃあ・・・ありがとう」
「いいえ」
ニッコリ笑う煌翔君にはお肉の下味をつけてもらう事にした。
「すみません」
「いや、新しい環境に飛び込む時は誰もが感じるものだ。だが心配しなくていい・・・明日花が楽しめるようにするのもまた俺たちの力量なのだろう」
「そんな・・・」
滅相もないです勿体ないです!
そんな言葉すら篠崎さんのオーラの前では躊躇われ私から発される事はない。
それからも篠崎さんの話を聞いて私は開放された。
篠崎さんは真っ直ぐ自室に戻り、リビングに一人残される。
「・・・お昼の準備しようかな」
あらかじめ計画を立て今月分の献立は事務所に提出していた。
それに基づいて事務所の人が今日の分の買い物はしてくれてあるはずだ。
エプロンをつけ冷蔵庫を開けると約束通り食材が揃っていた。
トマトをざく切りにしてタマネギを刻み、バジルとオリーブオイル、塩、コショウでソースを作り冷蔵庫へ。
それからレタスを取り出して洗い、冷水に浸す。
タマネギをスライスし水にさらし、キュウリを刻んでいると廊下から足音がしてリビングのドアが開いた。
「お昼の準備?」
「煌翔君!」
「就任初日なのにご苦労」
キッチンに入って煌翔君は私の隣に立つ。
「何か手伝おうか?」
「大丈夫大丈夫!煌翔君はゆっくりしてて?」
「俺料理好きだから。・・・明日花ちゃんが来るまでは何か作るっていうと俺の役目だったし」
手を洗いながら答える煌翔君は18歳の男の子にしては大人びていると思った。
「・・・でも寮母として私来てるのにお手伝いしてもらうんじゃ」
「この間テレビで見たんだけどさ、そこは学生寮なんだけど学生たちは寮母さんの手伝いしてたよ?それも社会生活の一環とかって」
学生とアイドル寮じゃ大分違うんじゃないかと思いながらも煌翔君の好意を無下にもできずお言葉に甘える事に。
「じゃあ・・・ありがとう」
「いいえ」
ニッコリ笑う煌翔君にはお肉の下味をつけてもらう事にした。

