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Toy Girl
第1章 Lesson1
―――三年前父が亡くなった。
会社を経営していた父は、昔こそ羽振りが良かったものの晩年は会社も傾き生活するだけで精一杯だった。
そんな中で父の病気が発覚、気づいた時にはもう手遅れだった。
あれよあれよと父は亡くなり残されたのは借金の山。
結婚してから働いた事のなかった母は私たちを育てるため、仕方なく生命保険の営業を始めた。
・・・が、元々お嬢さん育ちの母には社会の荒波は耐えられず体を壊し入院。
退院後も社会復帰は愚か家事もできないほど心身が弱り、母に代わり長女である私が家事をしていた。
・・・だから家事は得意になった。
家事をしてきた延長上に私の進路はあったのだろうか。
私は奨学金を借りて短大の栄養科に入った。
そこで栄養士の資格を取って・・・病院や保育園で働きたいと思ってた。
妹は高校生、弟は中学生・・・
まだまだ学費もかかる。
借金も奨学金の返済もある。
お金、お金・・・
とにかくいい就職先を見つけなければ・・・
私は焦っていた。
そんな時だった。
その求人を見つけたのは…
会社を経営していた父は、昔こそ羽振りが良かったものの晩年は会社も傾き生活するだけで精一杯だった。
そんな中で父の病気が発覚、気づいた時にはもう手遅れだった。
あれよあれよと父は亡くなり残されたのは借金の山。
結婚してから働いた事のなかった母は私たちを育てるため、仕方なく生命保険の営業を始めた。
・・・が、元々お嬢さん育ちの母には社会の荒波は耐えられず体を壊し入院。
退院後も社会復帰は愚か家事もできないほど心身が弱り、母に代わり長女である私が家事をしていた。
・・・だから家事は得意になった。
家事をしてきた延長上に私の進路はあったのだろうか。
私は奨学金を借りて短大の栄養科に入った。
そこで栄養士の資格を取って・・・病院や保育園で働きたいと思ってた。
妹は高校生、弟は中学生・・・
まだまだ学費もかかる。
借金も奨学金の返済もある。
お金、お金・・・
とにかくいい就職先を見つけなければ・・・
私は焦っていた。
そんな時だった。
その求人を見つけたのは…