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先生、早く縛って
第7章 あなただけという証
「結衣さ~今度、神谷と二人でどっか行ってみたら? ほら……デートの練習! 練習すればいいじゃん……ね? きっと楽しいよっ」
デートの練習?
痛っ……いたたたた……やっぱり、なんだかお腹が……
「いーよ、いーよ、そんなの……神谷くん部活で忙しいから悪いし……それより……」
それより私、お腹が……
「そんなのってことないじゃん。ほら、神谷もぜひデートの練習したいって言ってるし!」
「は?! 俺は……」
「神谷くんも私なんかじゃ練習にならないよね? 私も神谷くんだったらお母さんと一緒みたいなものだし……あぁ~ごめんっ……ちょっとトイレ! 」
絶句する二人を残して、私は教室を飛び出した。